WordPressの引っ越し、特にレンタルサーバーなど
root権限でサーバーを触れない場合を想定したものです。
また、引越し先のサーバーに前もってWPをインストールし、
後からデータを移すケースを想定したものです。
ファイルの同期
wp-config.php
- 接続先のDB、ユーザー、パスワードの違いに注意
- マルチブログの場合
define(\'MULTISITE\', true);
の漏れに注意
.htaccess
- メンテ表示設定を入れるのであればRewriteRuleの競合に注意
wp-admin/
- このディレクトリはまるっとコピー
wp-content/
- このディレクトリはまるっとコピー
- 引っ越し先とWPのバージョンが異なる場合、最悪このディレクトリとDBを移せば同期できる
* この場合、DBのアップデートが必要(WPの管理画面でできる!)
wp-incudes/
- このディレクトリはまるっとコピー
DB
- サーバーのディレクトリ、ドメインの置換忘れでの事故多し
- ダンプのインポートで半泣きになること多し
ダンプデータの注意点
WPのDBはWPインストール先のディレクトリの情報が入っています。
引越し元と先とディレクトリ構造が異なることは大いに有り得ることなので、
引越し先サーバーのディレクトリ構造を確認し、ダンプファイルを置換しておきます。
WPのインストールディレクトリが異なるダンプファイルを流し込むと、
WPが正しくインストールされていないものとして扱われ、再インストール処理が走ります。
ディレクトリの確認には下記のようなスクリプトを使えばよいです。
phpinfo();
は使用を制限しているサーバー会社が多いので
上記のようなスクリプトでおとなしく環境変数を見ましょう。
また、引越し後ドメイン名が変わる、という場合はドメイン名を置換しておかないと
リンク踏むたび古いサーバー見に行く間抜けなことになるので注意しましょう。
ダンプデータをインポートする際の注意点
phpMyAdmin を使用することを想定します。
基本的に『インポート』からダンプファイルを読み込むだけの簡単な作業です。
しかし、まれにダンプファイルの容量が大きくてエラーが出ることがあります。
そういった場合は、『クエリ』から下記のようなクエリを実行すればよいです。
set global max_allowed_packet = 16777216;
このクエリを流すことで、MySQLサーバーが受け取れるデータの大きさの上限を増やすことができます。
指定のパラメータは適当な値なので、ケース・バイ・ケースでどうぞ。