CentOS6からCentOS7にシステムをリプレイスした際に
どうしてもCentOS6に入っていたバージョンのPerlを使いたい、
というオーダーが入ったので、plenvを使って実現しました。
インストールの手順や使い方をまとめました。
Ansibleのplaybookにしたので、いずれアップします。
plenvのインストール
以下のコマンドで、githubからplenvをインストールします。
$ git clone git://github.com/tokuhirom/plenv.git ~/.plenv
$ git clone git://github.com/tokuhirom/Perl-Build.git ~/.plenv/plugins/perl-build/
$ echo \'export PATH="$HOME/.plenv/bin:$PATH"\' >> ~/.bash_profile
$ echo \'eval "$(plenv init -)"\' >> ~/.bash_profile
$ exec $SHELL -l
完了すると、plenvコマンドが使用できます。
$ which plenv
/home/bacchi/.plenv/bin/plenv
plenvを使う
インストールできるバージョンの確認
以下のコマンドで使用できるPerlのバージョンが確認できます。
$ plenv install -l
ずらずらと表示されるのでlessをかませてやるとよいでしょう。
$ plenv install -l | less
Available versions:
5.6.0
5.6.1-TRIAL1
5.6.1-TRIAL2
5.6.1-TRIAL3
5.6.1
5.6.2
(省略)
5.21.0
5.21.1
5.21.2
5.21.4
5.21.5
5.21.6
5.21.7
5.21.8
5.21.9
5.21.10
5.21.11
5.22.0-RC1
Perlのインストール
例えば、Perl-5.10.1をインストールしたい場合は、以下のコマンドを実行します。
$ plenv install 5.10.1
もし、名前を付けたい場合は「--as」オプションで指定できます。
$ plenv install 5.21.11 —-as for_dev
バージョンの確認
以下のコマンドで、インストールしたPerlのリストが確認できます。
$ plenv versions
* system (set by /home/bacchi/.plenv/version)
5.10.1
for_dev
バージョンの切り替え
切り替えの方法として、以下の2種類があります。
- ディレクトリ毎に使用するPerlのバージョンを変更する(local)
- 全体で使用するPerlのバージョンを変更する(global)
1.の方法は、以下のコマンドで行います。
$ plenv local 5.10.1
$ perl -v # バージョンの確認
このコマンドを実行したディレクトリに「.perl-version」というファイルが作成されます。
2.の方法は、以下のコマンドで行います。
$ plenv global 5.10.1
$ perl -v # バージョンの確認
cpanmのインストール
以下のコマンドで、cpanmをインストールを行います。
$ plenv install-cpanm
現在選択しているPerlに、cpanmがインストールされます。
perlのアンインストール
以下のコマンドで、perlの削除を行います。
$ plenv uninstall 5.21.11
他の機能について
以下のコマンドで、ヘルプを確認。
$ plenv # ヘルプを表示
$ plenv help # 各コマンドのヘルプを表示